ロードバイクで「多摩エリア」を走る:第3回 街Vlog
ロードバイクでぐるっと街をご紹介する企画「#街Vlog」の第3回は、都心から25kmに位置する稲城市の若葉台を中心とした多摩エリアを巡ります。多摩川をはじめとして、丘陵の織りなす美しい自然、癒したっぷりな公園などを巡るVlogをお楽しみください。記事では、動画では伝えきれないスポット情報や今回巡ったコースをご紹介しています。
多摩川サイクリングロード
「多摩川サイクリングロード」の左岸からスタートします。多摩川サイクリングロードは、羽田空港近くの河口から上流の羽村取水堰を結ぶ、約60kmの自転車歩行者道。多摩川を横目に、晴れた日には富士山をはじめとした美しい山々を遠くに望みながら走れるサイクリングロードです。
▼あわせて読みたい
多摩川サイクリングロードを上流へ進んで行くと見えてくるのが、「是政橋」です。是政橋は、多摩川に架かる橋の一つで、稲城市と府中市を結ぶ全長約400メートルの大きな橋です。
東京2020オリンピック自転車競技ロードレースのリアルスタート地点としても使用されました。ちょっとした、選手気分を味わってみてはいかがでしょうか?
向陽台のヒルクライム
是政橋を渡ってまっすぐ進むと、ヒルクライムエリア「向陽台」に入っていきます。サイクリストのトレーニングとしては、もってこいの上り坂です。ここから先は、UR都市機構が開発に関わった、「多摩ニュータウン」が広がります。
続いて見えてくるのは、南多摩尾根幹線道路を跨ぐ「くじら橋」です。ゆるやかに3次元のカーブを描くフォルムは、世界的にもユニークな橋とされています。晴れた日は、東方向に、新宿のビル群や六本木ヒルズ、東京タワー、レインボーブリッジといった都心の風景を見渡すことができます。
このあたりで休憩スポットとしておすすめなのが、「ZEBRA Coffee&Croissant」です。
ゼブラコーヒーはサイクリストや周辺の住民に人気のカフェで、クロワッサンサンドが有名です。店内は心地の良い音楽と空間が広がっており、美味しいコーヒーと共にゆったりと寛ぐことができます。サイクリングでの街探索の小休憩にもってこいのスポットです。
ひと休みしたら、上谷戸親水公園を目指します。
上谷戸大橋が見えてきたら、「上谷戸親水公園」に到着です。竹林、上谷戸川、水田、屋敷林が美しく調和し、多摩ニュータウンに残る豊かな自然と歴史を感じられる公園です。昔ながらの景観を保存、復元し、周辺の景観と一体となるように整備されていて、水辺では自然観察や水遊びなどもできます。
上谷戸親水公園を後にしたら、いよいよ多摩エリアのサイクリストの聖地「よみうりV通り」へ向かいます。
武蔵野台地の絶景ポイント
「よみうりV通り」は、京王よみうりランド駅とジャイアンツ球場を結ぶ上り坂で、平均勾配8%と上りごたえのあるコースですが、その先には、絶景が待ち構えています。
上りきると目に入ってくるのは、長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督直筆の石碑「巨人への道」です。
頂上からは、武蔵野台地の景色を見渡すことができます。頑張って漕いだ後の絶景は格別です!
今回ご紹介した、サイクリストのトレーニングにもなっているコースは、自然豊かな起伏のある多摩エリアを楽しめるコースとなっています。季節を問わず、四季を楽しめるエリアとなっていますので、ぜひこの機会にライドしてみてはいかがでしょうか!