ロードバイクで「八重洲周辺エリア」を走る:第4回 街Vlog
ロードバイクでぐるっと街をご紹介する企画「#街Vlog」の第4回は、東京の玄関口「八重洲」をスタート地点として、皇居や神田明神といった都心の名所を巡りながら、約10kmに渡り走行します。アップテンポな音楽と共に、躍動感のある映像をお楽しみください!記事では、動画では伝えきれないスポット情報や今回巡ったコースをご紹介しています。
八重洲
スタート地点は、2023年3月にオープンした「東京ミッドタウン八重洲」。JR「東京駅」と直結する地上45階、地下4階の大規模 ”ミクストユース型” 施設です。地下1階から3階に広がる商業ゾーンは、「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」のコンセプトの下、国内外から注目を集める60近い店舗が集まっています。また、2階には気軽にふらりと立ち寄れる場所を目指した「ヤエスパブリック」を展開。4階と5階には、都市と地域のイノベーションの起点として、企業・アカデミア・スタートアップなどが集う、交流と創発の拠点「イノベーションフィールド八重洲」がオープンしました。
そして、地下1-2階にあるのが、UR都市機構(以下UR)が中心となって推し進めてきた「バスターミナル東京八重洲」です。2022年9月の開業によって、八重洲に点在していたバス乗り場の半数がまとまりました。3地区に跨る一体的なバスターミナル整備に向けて開発が進められ、今後残りの半数もまとまる予定です。東京駅直結で、旅行者にとって安心・便利なバスターミナルとなっています!
東京ミッドタウン八重洲を後に鍛冶橋通りを経由して皇居へ向かいます。この辺りは道が整備されているため、道幅が広く自転車走行レーンも設けられているので、快適に走ることができます。
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皇居周辺
人気の観光地、皇居と周辺エリア。旧江戸城の面影を残すこのエリアは、桜田門や天守閣跡など定番観光地を一気に見ることができ、まるでタイムスリップしたような気分になれます。
内堀通りに入ると、皇居外苑の芝生を横目に、目の前には青く広がった空と丸の内のビル群が並ぶ、爽快な景色を望むことができます。さらに先へ進むと行幸通りヘ辿り着きます。
「行幸通り」は、まっすぐな道なりにたくさんのベンチが並べられているので、休憩にはもってこいの場所!真正面には、東京駅の駅舎を見ることができます。行幸通りとは、天皇が行幸(外出)するために利用した道路であることから名づけられています。さらに、新任の外国大使が天皇陛下にあいさつする「信任状捧呈式」では、今でも本物の馬車が通るんです。小休憩を挟んだ後は、大手町へと向かいます。
大手町エリア
日本の中枢を担う企業が数多く立地している「大手町」では、企業が業務活動を中断せずに老朽化した建物を連鎖的に建て替える「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」が進行中。実は、URがこのプロジェクトを提案し、現在も推進しています。ビル群の中にも程よく緑が取り入れられていて、美しい街並みが広がります。大手町を後にしたら、下町情緒が残る神田エリアに入っていきます。
神田エリア
実は神田には、知る人ぞ知るちょっとおもしろい公園があります。神田の地元では有名な「キンキン広場」。子ども用のパンダの遊具だけが置かれている何とも不思議な空間で、SNSで話題になったり、テレビでも取り上げられたりしています。因みに、この愛らしい顔をしているパンダの名前が「キンキン」。この公園は、URが所有・管理し、2019年から無料開放している広場です。
さて、次は千代田線「新御茶ノ水駅」、JR「御茶ノ水駅」を通過し、聖橋を渡って神田明神へと向かいます。交通量は多いですが、自転車走行レーンがあるので、比較的快適に走ることができます。神田明神へ到着する前に立ち寄りたいのが、おいしい甘酒がいただける「天野屋」。お店の地下に天然の土室があり、その土室で作り出される米糀を熟成して作られている、純粋な東京産の甘酒をいただくことができます。
天野屋から程なくして見えてくるのが、「神田明神」。鳥居をくぐると目に飛び込んでくるのが、「隨神門」です。縁結びの神様 ”だいこく様”、商売繁昌の神様 ”えびす様”、除災厄除の神様 ”まさかど様”が祀られており、日本でも屈指のパワースポットです。新年には、多くの企業が列をなしてお参りに訪れる有名な神社です。ライドのついでに、交通安全の祈願をしてみてはいかがでしょうか?
神田明神の「御社殿」は、2003年9月、国登録有形文化財に登録されています。江戸時代当時の御社殿には、いたるところに徳川将軍家の葵の御紋が施されていたと言われています。現在の御社殿は昭和9年に日本で初めて鉄骨鉄筋コンクリートで再建されました。
そんな神田明神は、数あるアニメやドラマの舞台にもなっていて、近年「アニメの聖地」として、聖地巡礼として訪れる人も多くいます。古くは「銭形平次」の聖地として、制作陣と神田明神の両方から公式認定されています。
皇居一周
クライマックスは、神田明神を出て、夜景を楽しみながら皇居の周りを走ります。竹橋からしばらく続く坂道は、ライダー冥利に尽きるのではないでしょうか…!代官町通り、内堀通りへと入っていきます。
皇居の通用門として使われている「半蔵門」まで来ると下り坂になるので、素晴らしい夜景を見ることができます。今回のライドのゴール地点です。
今回は、八重洲を起点に、大都会ながら緑が広がる大手町、下町情緒溢れる神田、皇居内堀を巡るコースをご紹介しました。八重洲周辺エリアは日々進化しています。歴史を残しつつも、新しく整備し、安全・安心なまちづくりをURが担っています。都会ならではの美しい景色を堪能してみてはいかがでしょうか!
コース紹介
UR都市機構の八重洲周辺エリアにおける開発地域
レポーター:ロードバイクYouTuber WATARU(@WATARUCh)